Hermony of the spheres

思考の垂れ流し

虐待について思うこと

あんまり好きなタイトルじゃないし、なぜなら虐待についてなんて考えたくもない わたしは今現在進行形で"虐待"に苦しんでいる子どもに手を差し伸べられるほど強くないし、助けたいと思うほど高尚でも傲慢でもない

もっと正直に書くなら、"悲劇のヒロインぶるな"と言われるのがこわい わたしはいつだって自分の人生のヒロインである

 

 

さいころの夢は音大生になることだった "ピアニスト"と書かずに音大生としていたのは、殊勝なクソガキだったなと思う

ディズニーでプリンセスの格好をする女の子が理解できなかった

ぶっちゃけかわいくないのに、その子の親は惜しみなく"かわいい"と言ってくれるから、プリンセスの格好をする自分に疑いを持たないのだと気づいたとき、ひたすらに自分が心もとなかった 

 

わたしにはそんな親はいなかったから

 

 

父はわたしが口答えをすると手をあげた 頬が腫れるまで引っ叩かれたし、真夏に何も持たせてもらえず外に出されて、父の機嫌が収まると、母がそっと中に入れてくれた

 

父は小さなわたしに、"音大生にはさせないぞ"と言い渡した

その頃からいわばうつ病状態になった

他の人は、親に自分の将来を応援されてるって、ホント...?

 

 

8歳の時に弟ができた

正直なところ興味が湧かなかったし、かわいいなんて感情はなかったし、"この子をかわいいと言わなきゃ、わたしのご飯と居場所はないんだろうな"と恐怖感しかなかった 

がんばってかわいいふりをしたけどやはり根本的に興味がなかったし、けっきょく弟も、両親が好きじゃないらしいし、大学にいかずに家を出たくてたまらないらしい

"お姉ちゃんとは違うんだ""お姉ちゃんみたいになるな"と言って育てた結果がこれです

いかがお過ごしでしょうか笑

 

一人っ子でなくなったこと自体には感謝してる

遺産(あるのか?)相続放棄する代わりに介護も葬式関連もやらないと決めているので

 

死なないと、死んで初めて、世間の力で親がやっと非難にさらされるのは、家族が全能であるという言説がまかり通っているからであり、その点だけは、わたしは堂々と、子どもがかわいそうだと声をあげたい

大人のストレスの捌け口にされるために、エゴにさらされるために生まれてきた子なんていない

わたしとは一生分かり合えないんだろうけど、ディズニープリンセスみたいな子に育ってほしいと思う

 

妻とか母とかなんらかの役割を果たさないと(少なくとも経済的に)生きていけないけど、それでもわたしは一人でいいやってなる

家族になることは社会的にマトモであると承認を得られる以外なにもメリットがないし、家族に恐怖しかないし、子育ては割に合わない

himselfには興味があるけどhis○○にはなんの関心もない

 

サッカーなり野球なり、間口の広いことに興味があるってそれだけでだいぶ生きやすいし、わたしは馬の勝ち負け以外に興味がない